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プラチナと金は、どっちが硬いの?質問にお答えします【ジュエリー】
- 2020年01月24日
こんにちは、FLACIAです
今回はよくある質問にお答えします
「プラチナと金はどっちが硬いの?」
皆様はどう思いますか?
ジュエリーにとって大切なことですが
意外と気にしない部分かもしれません
金属の硬度については、
「ビッカース硬さ(Hv)」という指標で示されます
そして、ジュエリーに使われる金属では
プラチナや金以外に「割金」という
調整するための他の金属を
混ぜ込むことが基本となります
この知識をふまえて比べてみましょう
甲丸0.9リング Pt900
さて、
まずは純度100%の比較です
平均の低い数値をご紹介します
純金|K24
ビッカース硬度:約25Hv
純プラチナ|Pt999
ビッカース硬度:約50Hv
数値だけではわかりにくいですね
よくある物と比べます
アクセサリーに使用されるステンレス
サージカルステンレスと呼ばれるSUS316で
ビッカース硬度:200Hv以上となります
砂などに含まれる鉱物の石英では
ビッカース硬度:約1100Hvです
これらと比べると硬さは低いことが分かります
リトルモチーフリング K18・Pt900
それでは割金を混ぜ込んだ
一般的なジュエリー貴金属を見てみましょう
金|K18
純金:割金=75%:25%
ビッカース硬度:約150Hv
プラチナ|Pt900
プラチナ:割金=90%:10%
ビッカース硬度:約110Hv
割金を混ぜる意味が分かりますね
柔らかいものを固くする効果があります
数値を見てみると
一般的なジュエリーの場合
金のK18が硬いといえます
ここでポイントです
割金の種類によって硬度は大きく変動します
割金の硬度で変化するということは
金製品の種類でも、割金の配分が多い
K10やK14では、もっと硬くとなります
FLACIAのプラチナPt900では、
割金にルテニウムという金属を6%使用します
そのため、FLACIAのプラチナは
「ビッカース硬度:平均287Hv」
と高い値を示します
この割金は、各ジュエリーブランドで
変化するので確認してくださいね
純度100%の純金や純プラチナは
とても柔らかいので普段使いには向きません
普段使い出来るもので
割金を考慮しない場合は
Pt900よりもK18が硬いといえますね
FLACIAのように例外的なプラチナを
使用する場合もあるので情報収集が必要です
最後に覚えていただきたいポイント
金属よりも硬いものは日常に沢山あります
先ほどの石英の硬度と比べて
金属の硬さは高くありません
そのため使用すると、
金属は傷が絶対につきます
メンテナンスの理由もここにあります
普段使いのジュエリーの場合は
傷も含めて想い出となるように
楽しむことが一番だと思っています
硬度が高い貴金属は
日常で傷のつきにくく変形しにくいので
輝きが長持ちしますが過信は禁物です
皆さんは、どちらがお好きでしょうか
色なども違うのでじっくり選んでみてくださいね
ビッカース硬さは、塑性変形と関係します
高い数値が弱点になる部分もあるので
高いから良いものでもありません
こちらは、別の記事でご紹介いたします
FLACIAでは
硬度の高いプラチナとダイヤモンドの
ジュエリーをご用意しています
ネットショップの不安解消の為
本物のプラチナリングの
レンタルもご用意しております
普段のオシャレと
品質の確認にご利用くださいね
それでは、よい一日を!
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