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プラチナジュエリーに使用する他の金属について【割金・硬度】
- 2019年12月23日
こんにちは、FLACIAです
FLACIAで使用しているプラチナは
「Pt900」と刻印されています
90%のプラチナと10%の他の金属
(割金:わりがね)という意味です
10%の金属が何か気になりませんか?
実はこの割金は、
とても大切なチェックポイントなんです
日本のプラチナ製品は、
「Pt999」
「Pt950」
「Pt900」
「Pt850」
の4区分のみで分けられています
プラチナは、どのようなものか
想像がつくと思います
バラリングPt900
では、それ以外の割金はいかがでしょうか
どのような金属が使われているか
明記されることは少ないでしょう
なぜ明記されないかというと
メーカーの独自の配分がある場合
特徴の異なる金属を入れる場合
様々な理由があります
各企業で特化するための
極秘の情報なのです
この割合などは刻印などを
見てもわからないため
ご自身で確認する必要があります
1ダイヤリングPt900
一般的にプラチナに対する割金は
パラジウム
ルテニウム
ニッケル
銀
これらは銀白色の金属なので
プラチナと相性が良くよく使われます
このほかにも多くの金属が利用されます
割金を混ぜる理由として
強度
光沢
色調
などを考えて使用します
※日本では、ニッケルはアレルギーを起こしやすいため一般的に使用されません
シルクハートネックレスPt900
重要な特徴は、強度です
純プラチナは強い金属ではなく
変形や傷に弱いといえます
硬度の指標となるビッカース硬度で表すと
純プラチナは約50Hvといわれています
そのため純プラチナを
そのまま使用することは少ないです
調整のために区分にある割合にそって
プラチナと割金を混ぜ合わせます
プラチナ90%に対して
ルテニウム3%とパラジウム7%を
割金に使用した合金は
一般的なハードプラチナになります
ビッカース硬さは120Hv程度といわれています
ネックレスなどで利用する
Pt850でパラジウム15%使用する場合は、
ビッカース硬さ200Hv近くまで上がります
ハードプラチナの名称の場合は
平均的に120Hv程度と覚えておきましょう
甲丸0.9リングPt900
FLACIAのプラチナは
硬いルテニウムを6%も使用していますので
平均287Hvの硬度を示します
ハードプラチナより傷がつきにくい
プラチナといえます
日常で常に使用していただけるように
素材や技術の試行錯誤を繰り返し
硬度が高いプラチナを利用した
ジュエリーの製作が可能となりました
変形や強度が強いプラチナをお探しの方
日常のプラチナジュエリーをお探しの方
是非一度FLACIAをお試しください!
本物のプラチナリングのレンタルを
ご用意してお待ちしております!
長く使うことのできるジュエリーだからこそ
見えない部分までこだわってくださいね
それでは、よい一日を!
ビッカース硬さは表面の硬さと考えられます
※間違い、ご不明な点がありましたら、「お問い合わせ」よりご連絡ください。