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FLACIAのPt900について【ルテニウム・プラチナ・ジュエリー】
- 2019年08月07日
こんにちは、FLACIAです
過去にビッカース硬さのブログでも紹介した
FLACIAのプラチナについて
FLACIAのプラチナの秘密・ビッカース硬さについてはこちら>>
今回は特に
ルテニウムとプラチナに注目します
このふたつの金属は同じ白金族元素で
物理的化学的性質がよく似ています
色も腐食・酸化に強いことも似ています
コードリング
似ていても違う部分はしっかりあり、
ルテニウム
硬い
粘りが強くない
融点が2334 ℃
プラチナ
やや柔らかい
粘りがある
融点が1768℃
このような特徴が見られます
硬さと融点が大きく違います
FLACIAのPt900には
ルテニウムを6%も配合しています
強度と硬度を高めてくれる
硬いルテニウムを
通常よりも多く6%配合することで
FLACIAのプラチナジュエリーは
傷や変形に強い素材となりました
プラチナ合金であるPt900では
プラチナを主としてルテニウムなどを
溶かしていくことで混ぜ込みます
※イメージ画像|バーナーによる溶解(FLACIAでは行っていません)
融点の違いが
ここで問題となります
プラチナの融点と比べ
560度以上温度の高い状態を
保ちながらの作業をしなければなりません
一般的なハードプラチナにも
ルテニウムは使用されますが
FLACIAの場合は含有量が多いので
高い技術を持った鋳造が必要となりました
技術が足りないと
ルテニウムが溶け切らず
融合しないものが出来たり
冷却温度の違いで穴が出来たりもします
技術と工夫によって
製作することが可能となり
自信をもって提供できる
素材が完成しました
純プラチナの硬度「約50Hv」に対して
5倍以上の「287Hv」を示します
傷に強い、変形しない理由がここにあります
この強さは宝石を活かすことにも活躍します
高い強度により宝石を留める爪を
小さくできるため宝石を隠さずに
輝きを際立たせます
プレミアム ハーフエタニティリング
硬いので、磨く作業も大変なのですが
その話は、また別のブログでご紹介します
Pt900といっても、
各ジュエリーブランドで
配合の内容は変化します
素材の内容を知ることも
ジュエリーを長く使うために役に立ちます
ジュエリーを探す時には、聞いてみて
満足できる素材を選んでくださいね
FLACIAでは、
本物のPt900のプラチナリングを
レンタルしています
日常で使用していただき
着用感と品質の高さを
ご確認いただけます
おためしください
それでは、よい一日を!
※間違い、ご不明な点がありましたら、「お問い合わせ」よりご連絡ください。