BLOG
婚約・結婚指輪の歴史と由来について【ジュエリー・豆知識】
- 2019年09月13日
こんにちは、FLACIAです
今回は
「婚約指輪」と「結婚指輪」
について歴史や由来をご紹介いたします
ジュエリーといえば真っ先に
イメージするものではないでしょうか
この二つの歴史は全く異なります
それぞれの使われ方を見ていきましょう
まずは婚約指輪から
婚約指輪の歴史は、
紀元前1世紀ごろ、古代ローマまで遡ります
指輪の意味としては、
契約の証として使用されていました
この時代での一般的な結婚は、
女性が男性に買われる売買の契約といえます
そこで婚約を成立させるために
女性の父親に対してお金を払う必要があり
代金となる指輪を渡したそうです
指輪を薬指に着用するのは
当時「心臓とつながっている指」と
信じられていたためで、
「忠誠を誓うしるし」の意味となります
古代ローマでの婚約指輪は鉄で作られ、
2世紀頃から金の指輪が富裕層で使用されます
そこでよく利用されたのが
「フェデリング:Fede ring」です
「フェデレーションリング」とも言います
「握りあう手」をモチーフとしたもので
繋がりや契約を表す現代でも人気モチーフです
婚約指輪は契約の証明の
習慣として定着していきました
結婚指輪は婚約指輪から遅れて
9世紀に登場します
この頃は、キリスト教が広まった時期です
ローマ教皇のニコラウス1世が
結婚の証として指輪を使用し、
これが結婚指輪の始まりといわれています
1027年には
「花婿は花嫁に金の指輪を、花嫁は花婿に鉄の指輪を交換している」
ミュール『ローマの結婚指輪の起源』
という記録が残っています
結婚指輪を交換するという習慣は
約千年の歴史があるとわかりますね
婚約・結婚指輪の象徴でもある
宝石「ダイヤモンド」が登場するのは
研磨技術が確立した15世紀以降となります
硬い石として知られていましたが
研磨できなかったために加工用の道具だった
ダイヤモンドがここで宝石として脚光を浴びます
高い屈折率と透明度、無色なところから
当時から「永遠」の意味を込められていました
デザインの変化は結婚に関しての
考え方の変化に影響を受けます
古代ローマで見て取れる契約のイメージから
キリスト教の普及と共に夫婦の愛を
祝福するものと変化していき、形になります
17世紀になると多くのデザインが誕生します
詩を指輪に刻むメッセージ入り
ロマン主義のモチーフとしてハートマーク
技巧を凝らしたギメルリング
愛情と恋愛の象徴の表現方法は様々ですね
2つのリングが組み合う「ギメルリング」
その後、産業革命時代になると
裕福な事業家が結婚指輪と婚約指輪を
セットにして贈るようになり
習慣化されて現代にいたります
日本においては
指輪が普及し始めた明治時代以降です
ジュエリーの中でも和装に合わせやすい指輪は
他のジュエリーよりも早く浸透していきました
同時期にダイヤモンドも普及し始め
明治時代の小説「金色夜叉」にも
金剛石(ダイヤモンド)が登場しており
高級品として広まり始める時代だとわかります
※金色夜叉は青空文庫で無料で読めます。おすすめです。
ジュエリーショップも誕生し
明治後期には、キリスト教式の婚礼が行われ
結婚指輪を広告するお店もあったようです
実際に定着したのは、
太平洋戦争以降といわれています
結婚指輪が先に一般化し
婚約指輪が後に利用されるようになりました
プレミアム ヘイローリング
指輪にダイヤモンドのイメージが付いたのは
1970年代の「ダイヤモンドは永遠の輝き」
このフレーズから始まりました
現代において
純潔な色と永遠の意味を持つ堅強な素材の
ダイヤモンドとプラチナを使用した
婚約指輪、結婚指輪が日本の主流となりました
駆け足にはなりましたが、
婚約・結婚指輪の歴史・由来でした
婚礼自体が宗教色が強いこともあり
成り立ちにキリスト教が関わっていますね
普段意識する事は少ないですが
歴史を知るともっと愛着がわくと思います
これから指輪を選ばれる方は
歴史を知ることでより良い選択が
出来ますように!
プレミアム ヘイローダイヤモンドリング
FLACIAでは
プラチナとダイヤモンドの
ジュエリーを販売しております
日常で使用できるプラチナリングで
傷や変形に強い素材を使用しています
ご自身へのご褒美やプレゼントに
ご利用くださいませ
本物のレンタルもありますので
実際に着用して品質と着用感を
ご確認できます
ぜひお試しください
それでは、よい一日を!
※間違い、ご不明な点がありましたら、「お問い合わせ」よりご連絡ください。