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【ベニトアイト】宝石の豆知識
- 2020年03月13日
こんにちは、FLACIAです
宝石の豆知識に
今回は【ベニトアイト:benitoite】をご紹介します
ロードクロサイト、レッドベリルと並ぶ
アメリカの3大希少石といわれる宝石です
奇跡の宝石とも呼ばれることがあります
モース硬度6~6.5
この硬さは、強化ガラスと同等の硬さです
鉱物としては、
ケイ酸塩鉱物の六方晶系の結晶で
ガラス光沢のある青色の透明な物が宝石となります
石言葉は、
「成功・希望・気品」など
名前の語源は産出地であるアメリカの
「サン・ベニト:San Benito」です
和名では「ベニト石」と呼ばれます
透明な薄い青色から濃い青色の宝石です
稀に無色に近いものや紫色も産出されます
多色性があり青と紫の両方を楽しめるものもあります
ベニトアイトは、1906年に
アメリカのカリフォルニア州
サン・ベニトにて発見されました
日本やメキシコでも見つかることがありますが
宝石品質を満足するものは
サン・ベニト産のもののみといわれています
そのためサン・ベニトが唯一の産地となっています
しかしこのサン・ベニトの産地である
鉱山は2005年に閉山したため
希少価値がさらに高くなりました
宝石としてのベニトアイトは
大きな結晶が少ない
産地の鉱山が閉山している
このことから希少価値が高いです
青色のベニトアイトですが
ダイヤモンドと同等の分散率0.044をもち
光の分散がが大きくファイヤが大変綺麗に見えます
紫外線に反応して強い青色の発光も特徴です
青色の宝石で虹色のファイヤが生じることも
宝石としての価値を高めています
更に面白い特性に複屈折というものがあり
光が宝石に入ると2つのラインに屈折します
このことで宝石全体が輝きます
希少性と宝石の特徴のどちらも
大変高い価値を持つ宝石といえます
1985年にカリフォルニアの
公式宝石:ステイツストーンに指定されました
ベニトアイトは透明感のある
青色を主体とした色の宝石です
このベニトアイトに対して加熱処理をすると
オレンジやピンク色に変化します
無処理の宝石とは異なるので注意しましょう
モース硬度が6~6.5とやや低い宝石です
劈開性を持たないことから扱いやすいですが
傷がつきやすいことが注意点になります
力を加えないように柔らかい布などで
優しく拭き掃除する程度に留めましょう
青色の宝石の中では最も価値の高い宝石に分類されます
小粒なものが多く1カラット以上で大粒と呼ばれます
希少性と宝石的な価値の高さが
ベニトアイトがポイントです
小粒でも高価になりやすいですが
宝石の輝きは大変すばらしいものです
お気に入りに出会う機会があれば
思い切った決断もありだと思えるほど
魅力的な宝石ですね
青色の宝石をお探しの方は
一度ご覧になってみてください
きっと素晴らしい出会いになりますよ!
FLACIAでは
プラチナとダイヤモンドの
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それでは、よい一日を!
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