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【フローライト・蛍石】宝石の豆知識
- 2019年10月28日
こんにちは、FLACIAです
宝石の豆知識に
今回は【フローライト・蛍石】をご紹介します
カラーバリエーションが豊富で
内包物の種類によって
熱や紫外線により発光する特性がある宝石です
フローライトの成分はフッ化カルシウムです
これは透明感のある無色の鉱物ですが
内包物によって色彩があらわれます
モース硬度4
石言葉は、
「集中・自由・思考・芸術・希望」など
名前の語源は
ラテン語の流れる「fluere」に由来します
和名では
「蛍石(ほたるいし・けいせき)」と呼ばれます
内包物によるカラーバリエーションが豊富で
緑、紫、ピンク、オレンジ、黄色等があります
フローライトは緑色のイメージがありますが
最も多い色は紫のようです
内包物の種類によって発光します
特に熱による発行は特徴的で
光りながら弾けます
この様子は蛍が飛び交うようで
「蛍光:けいこう」と呼ばれます
熱を加えると弾け割れてしまうので
ご家庭での実験は危険です
紫外線で青白く発光します
全てのフローライトが
発光するわけではありません
発光を見たい場合は、要チェックです
名前の語源である「流れる」という意味は
鉄鉱石などを精錬する際のスラグを浮かし、
溶かしやすくする性質(鉄鉱石を溶かして流す)
があり、一緒に融解されたことに因んでいます
良質なフローライトの透明度と色は大変美しく
グラデーションなど珍しい特性もあります
しかし、硬度が低いことから
ジュエリーにはほぼ利用されません
ビーズ等の加工品や
装飾品や彫刻に利用されることが多いです
他の利用法としては、
望遠鏡やカメラのレンズになります
このレンズは光がレンズを
通過する際の色の分散が少なく
色のにじみの少ない画像が得られます
透明な単結晶のフローライトが
材料となるので大変高価となります
フローライトは大変弱い宝石です
硬度の低さとヒビの多さや
結晶の劈開方向の多さなど
様々弱い要素がそろっています
傷つきやすく衝撃にも弱い
日光で退色するものもあります
さらにフローライトは水に溶けます
長く水分にさらさないようにしましょう
他の宝石とは全く異なりますので
しっかりと注意が必要です
ビーズなどアクセサリーで使用する場合は
柔らかい布で乾拭きのお手入れが安心です
ジュエリーとしては利用されませんが
色合いと透明度は
他の宝石に引けをとりません
発光の特徴などは珍しい特徴ですので
観賞用に活躍できる宝石といえます
使用する宝石ではなく
見るための宝石としてお勧めです
極細ひねりリング
FLACIAでは
プラチナとダイヤモンドの
ジュエリーを販売しております
本物のレンタルもありますので
実際に着用して品質と着用感を
ご確認できます
ぜひお試しください
それでは、よい一日を!
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