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ジュエリーのくもりの原因と解決策について【リング・ネックレス・ピアス】
- 2019年06月04日
こんにちは、FLACIAです
梅雨前のこの時期は、暑いですね
夏も近づき汗もかく季節
ジュエリーも汚れやすくなる季節です
今回は汚れなどが原因の
「ジュエリーのくもり」について
解決策を合わせてご紹介
日常でおこるくもりの原因について
1.細かい傷が原因
2.汚れが原因
3.素材の変質が原因
これらが大まかな原因たちです
それそれについて細かく見ていきます
1.細かい傷が原因
日常生活ではジュエリーよりも硬いものが多くあります
当たったりこすれたりすると傷になります
細かい傷が多くなると
表面からの光が均一ではなくなるので
反射が鈍くなってしまいます
解決策
「新品磨き」を依頼すると完全に綺麗になります
磨く作業は素材を削るので頻度は低い方が良いです
重量も減ってしまうので数年に1回程度と考えてください
「専用クロス」で磨く場合
クロスは表面の照りを出す程度だと考えてください
傷が消えるほどこするとムラや変形の原因になります
ついつい力を入れて傷を消そうとしてしまいますが
汚れが取れた程度にキレイになったら止めましょう
細かい傷は、
絶対に増えていきます
傷が付きそうなシーンでは外すことを心掛けるのが
一番の予防策といえます
2.汚れが原因
汚れは、皮脂や化粧品、石鹸などが多く
空気中の油分が付くこともあります
くもっていない状態のダイヤ
汚れが固着すると膜のようになりくもります
ダイヤなどがくもって見えるのはこれが原因です
解決策
宝石がダイヤの場合
中性洗剤を少し溶かしたぬるま湯につけて
柔らかいブラシで力を入れずに優しく磨きましょう
汚れが固まる前であれば十分綺麗になります
固まっている場合は、超音波洗浄機で落とします
ルビーやサファイヤの場合
基本的にダイヤと同じです
ダイヤよりもより優しく扱ってあげてください
その他の色石・宝石では
各宝石の特徴をふまえて行いましょう
温度やph、乾燥や劈開など
特性はそれぞれ違います
注意して綺麗にしてください
宝石付きのジュエリーを洗う場合は
洗面器やボールを使用しましょう
かけ流しでは宝石が取れた場合に紛失します
3.素材の変質が原因
K18等では割金(おもな金属以外の金属)に
銅や銀といった変質しやすい金属が
含まれることがあります
これらは酸化や硫化の変質があり
変色やくもる状態になることもあります
プラチナでも銀を含んでいれば同様です
解決策
素材の変質はご自宅で対応できません
購入ブランドや修理店への相談が必要です
お手入れではなく修理となります
使用上の注意として
割金の金属を知り、
変質させる環境に置かないことです
酸性やアルカリ性で溶ける金属が含まれていれば
その液体等に触れさせないようにしましょう
割金を知ることは
金属アレルギー対策にもなるので
購入前にはしっかりチェックしてください
ジュエリーのくもりといっても種類は様々です
長くご使用していただく参考になれば幸いです
FLACIAではメンテナンスもご用意しておりますが
綺麗にする作業は、表面を削ることになるので
回数は少ない方が良いと考えます
素材は強く硬いプラチナですが傷はつきます
傷が付くことであなた自身のオリジナルになる
そんな心持で使用すると一層愛着がわきますよ
それでは、よい一日を!
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