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宝石の大切なチェック要素「靭性」について【ジュエリー・選び方】
- 2019年08月02日
こんにちは、FLACIAです
先日ご紹介した
この中にも記載している
衝撃に対する要素
「靭性」についてご紹介します
割れなどに対する抵抗の強さで、
靭性が高いほど割れにくいといえます
粘り強さとも言い換えることが出来ます
硬度が高いと言っても
靭性が低いものは
割れや欠けが起こりやすくなります
靭性は指標で示されます
一般的な靭性は以下の表となります
靭性 | 宝石 |
8 | 翡翠(ヒスイ)、ルビー、サファイヤ |
7.5 | ダイヤモンド、アクアマリン、クオーツ |
6 | ペリドット |
5.5 | エメラルド |
5 | トパーズ、ムーンストーン、ジルコン |
3.5 | アパタイト |
3 | クンツァイト |
2.5 | ユカナイト |
宝石ではありませんが、
工業用ダイヤモンドの「カーボナード」は
靭性が”10”で最も割れにくいといえます
カーボナードについては、
ダイヤモンドの単結晶に対し、
多結晶の構造を持ちます
そのためダイヤモンドよりも
靭性が大幅に高くなります
靭性が高いことで有名な翡翠は
その壊れにくさや割れにくさから
中国では古くからお守りとして
重宝されています
エメラルドは、
割れやすいため、扱いに注意しましょう
これは、靭性が低いことだけでなく
インクルージョンや傷が多いことも
要因となっています
宝石の中にインクルージョンがある場合
靭性に依らず弱いことも要注意ですね
割れた宝石
靭性は硬度よりも認知度が低いと感じます
宝石の要素の一つなので、
硬度と同様の認識が必要な知識です
宝石を大切にする気持ちを守るためと
宝石の価値を守ることに繋がります
これを機会に、お手持ちの宝石について
あらためて調べてみましょう
これからの使用に役立つはずです
FLACIAでは、
ダイヤモンドを使用しています
ダイヤモンドは靭性があまり高くなく
劈開性を持っています
そのため、角度がピッタリ重なると
カッターで割ることができるそうです
大きなダイヤモンドは注意しましょう
欠けや割れが怖い場合、小さめのダイヤや
表面に出にくい彫留めのものがおすすめです
靭性の低いダイヤでも工夫次第では
割れにくくすることが出来ます
下の画像は、堀留によるものです
ひねりリング
こちらのリングは、レンタルもございますので
本物のプラチナダイヤリングをお試しください
宝石の知識は一生使えるので
覚えて損はありませんよ
それでは、よい一日を!
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