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ジュエリー金属素材の色に光をあてる!【プラチナ・金・銀】
- 2019年06月28日
こんにちは、FLACIAです
今回は
ジュエリーの色を
光の反射率の観点から
ご説明したいと思います
タイトルの通り光を当てます…
小学校でプリズムの実験や
光の反射率の計算の経験があると思います
当たり前ですが
輝きと色は光の反射に関係します
色と明るさが反射率
輝いているのは光沢の効果
このような感じです
光沢は表面の状態に影響されます
実は光沢の説明は難しいので
また別の機会にご紹介します
それでは
貴金属の色と明るさはどのように決まるか
色は
色の成分を持つ光を反射すると
見えるようになります
見える光のスペクトル(色の波長)は
紫の波長から赤までなだらかに変化し
視細胞が感じることができる
RGB(赤緑青)の
エリアに分けることが出来ます

虹はこのRGBの波長がキレイに並んだ状態です
このRGBの
100%反射すると白に見え
0%だと黒く見えます
RGBの数値が揃うと白~黒で変化します
海は青い光の成分を反射するので
目に入る色情報は青です
赤や緑の光は拡散・吸収され見えません
RGBの波長と色の関係は簡単ですね
甲丸0.9リング
それでは貴金属の反射について
おおよその反射率は以下の値に近いです
金
R赤:約90%
G緑:約90%
B青:約50%
銀
RGB:約90%~
プラチナ
RGB:約70%~
このようになります
銀とプラチナはRGBがほぼ同じ数値になります
そのため白、銀色(灰色)に見えます
金は赤と緑は90%以上反射し
青の反射は50%以下で弱めです
カラーコードで擬似的に確認しましょう
実際に色を作成するとこのようになります

ディスプレイの色情報の最大値は255です
R:95%=242
G:95%=242
B:40%=102
と設定しました
実際の金に
似た色になったと思います
同様に
銀は光を95%反射で計算します

銀は金属の中で一番反射率が高いので
白に一番近い金属です
プラチナは70%反射で計算しました

プラチナは銀よりも落ち着いた色合いです
※あくまで目安の色となります.
金 | 銀 | プラチナ |
![]() |
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このように光の反射が貴金属の色を決めます
割金によって色が変わるのは
光の反射率が変わるためで
面白い科学ですね
光をしっかりと反射されるのも職人の
精緻な技術により実現します
FLACIAでは、光の反射を最大限活かした
プラチナジュエリーをお届けします!
今回は理科の内容になってしまいました
なぜ金は金色なのか質問された場合に
ご利用ください!
それでは、よい一日を!
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